私的音楽生活

だらだらと書いていきます 中の人は複数

DISC REVIEW DUB NARCOTIC SOUND SYSTEM/BONE DRY

Bone Dry

 

Calvin Johnson率いるDUB NARCOTIC SOUND SYSTEMの4作目「BONE DAY」

 

正直なことを言うとCalvinの歌は苦手で、低音で気怠く唄うスタイルが睡魔を呼び寄せてしまう。そんなもんで、BEAT HAPPNINGのアルバムを集めたのも「私はKレーベルが好きなのだ!」という自己満足と、周りの人間への顕示欲の為に揃えたようなものだった。

 

初めてこのアルバムを聞いてCalvinの歌イイじゃん!と。軽快なファンクのリズムでダンサブルな演奏が、ダルいCalvinの歌をいい具合にダビーな雰囲気に仕上げています。

 

ほぼ全曲1グルーヴで進みますが、そこに退屈さはなく徐々に高揚していくCalvinのシンガロングは胸熱。Kレーベル特有のローファイさは勿論のこと、邪教の儀式に迷い込んでしまった様な危うさをも感じさせられた。

 

どのレコード屋に行ってもDUB NARCOTIC~のLPは置いてあるので入手には不便しないし、値段も安いのでコスパの良い商品だと思う。